◆交流分析(TA)
1950年代、アメリカの精神科医エリック・バーンによって、精神分析を土台にして開発された心理学です。
『精神分析の口語版』といわれるように、分かりやすい表現と多様なモデルによる分析を特徴としています。
取り組みやすい入り口と併せて、人間性心理学の考えを含んだ、奥の深い学びと柔軟な応用の幅広さを兼ね備えています。
交流分析を代表する理論としては、次の分野がよく知られています。
『自我状態と自我分析(エゴグラム)』『やりとり分析』『ゲーム理論とゲーム分析』『人生脚本と脚本分析』『ストローク理論』
いずれも学んだ内容を即実際の生活に反映し、活用していくことが可能な実践性の高さと身近さを備えています。
現在では心理的援助の分野から、人の健全な発達を実現するための教育的な分野まで、幅広くさまざまな形で活用されています。
オフィスワンアップは、1980年代の半ばより30年以上にわたって交流分析の持つ汎用性の高さに注目し、その考え方とスキルをトレーニングの中でさまざまな形で用いています。
NLPとの関連では、パーソナリティの研究である『パート理論』と『自我分析』、『コミュニケーション』と『ストローク理論』等、両者の親和性の高さを統合的な視点でまとめて応用しています。